精液検査
Cクリニックでは人工授精、体外受精、顕微鏡授精の前に聖液を検査して結果を紙で渡してくれました。
検査項目は以下の通り⬇️
検査項目 正常値
色
粘稠性
精液量 (1.5ml以上)
精子濃度 (40x10^6個/ml以上)
運動率 (50%以上)
直進率 (32%以上)
正常形態率 (30%以上)
具体的な数値は控えますが、
量や濃度、運動率で基準を満たさないことが度々ありました。
基準を満たさない項目がいくつかあっても男性不妊とは言われたことはありません。
仕事の忙しさやストレスが精子の成績に影響を与えているように感じます。
精液検査の基準はWHOマニュアル2010が基準になっていますね。
WHOマニュアル2010についてはこのサイトを参照してます⬇️
このサイトには
35歳以下の男性では、精子濃度が上がると、4,000万/mL(下から25番目前後)までは妊娠率が上がったと報告されています。
とあります。
Cクリニックの基準はこの「下から25番目前後」を参考にしているようですね。
不妊の原因は男女半々と言われています。
精液検査も不妊治療開始時に必ず行ってもらいたいですね。
そして、「男はいくつでも子供が持てる」と思っている人が減ることを願います。
人工授精
2回目の転院をしてCクリニックにて人工授精を開始しました。
このとき私👩35歳、夫👨36歳でした。
知り合いが40歳で人工授精1回目で妊娠してたので期待していたのですが、
私は5回トライして撃沈。
一度も陽性反応を見ることができませんでした😢
思えばその知り合いは、ご主人は子供を欲しがっていたのですが、奥さんが子供を望んでおらず…
40歳になってやっと奥さんがその気になったのでタイミング法はしないですぐ人工授精をしたとのことです。
なので、そもそも不妊症ではなかったんですよね…💦
そもそも人工授精とは
今更ですが、杉山産婦人科のHPで人工授精について勉強してみました。
https://www.sugiyama.or.jp/comic/page5
このHPによると、人工授精でも精子を注入する場所によって種類があるんですね。
①子宮腔内人工授精(IUI):精子を子宮腔内に注入します。
②子宮頸管内人工授精(ICI):精子を子宮頸管に注入します。
③卵管内人工授精(FSP):精子を卵管内に注入します。精子が卵管の端まで到達しやすく、妊娠の可能性が高まります。
④腹腔内人工授精(DIPI):腟の方から腹腔内(ダグラス窩)に精子を注入します。
知らなかった😲
私がやってたのはどの種類なんだろうか🤔
精子調整法も2種類あるんだ😳
1)密度勾配遠心法
浸透圧を上げることなく密度勾配を作り、効率よく精子を濃縮する方法です。男性の精液をパーコール液という特殊な液体に入れて15~20分間遠心分離器にかけます。一番下に沈殿した生存している精子を回収します。
2)スイムアップ法
精子自身の運動性を利用した方法です。精液の所見が正常か、それに近い場合に行われます。培養液の中に液化した精液もしくは遠心して分離した精子を培養液に入れ、泳いで上がってきた精子を回収します。
これも今まで知らなかった…😱😱
私はいったい何をしていたのか…?
Cクリニックの「人工授精同意書」には
「人工授精の具体的方法について説明を受け、十分理解し納得しました。」
と書いてあるのですが、全く記憶にございません💦💦
人工授精をやる理由
こちらも上記の杉山産婦人科のHPでお勉強。
私が人工授精をやる理由というか、やるメリットがあったのか、改めて整理してみます。
【理由】
これだけ理由があれば、まぁやってみるよねという感じですね。
人工授精での通院の流れ
通院間隔はタイミング法と変わりませんが、
Cクリニックでは午前中に通院して人工授精を行うため、
人工授精当日は休暇が必要でした。
急な休暇は取れるかどうかヒヤヒヤしますよね😱😱
卵胞の育ちを見て、排卵日を予測して
「では明日の午前○時に来てください」
と人工授精日が決定するという流れです。
具体的にはこんな感じ⬇️
- 通院① 生理10〜12日目 卵胞サイズ確認
- 通院②生理13〜15日目 人工授精 判定日までプレマリン・ルトラール服用
- 通院③生理16〜18日目 排卵確認
- 通院④生理28〜30日目 妊娠判定 ➡️ 陰性の場合は次の生理3日目からセキソビット服用
相変わらず育ちの遅い卵胞。
人工授精当日にはまだ排卵していないことがほとんどで、そんな時はhcg注射💉をしてから帰宅でした。
筋肉注射だからめちゃくちゃ痛い🥺
人工授精も痛くはないけど、やっぱり不快感はあるので、本当に自然妊娠出来た人が羨ましい…✨
人工授精結果
5回トライして1度も陽性なし。
人工授精では妊娠出来ないことが分かりました。
そんな訳でついに高度不妊治療にチャレンジすることを決めました。
はぁ、悲しい😢
それでも子宝のために出来ることは全部やろうという気持ちでした。
Cクリニック 治療前検査
Cクリニックでは最初に「必須の検査項目」というタイトルの紙が渡されました。
この紙には必要な検査項目の検査タイミング、自費診療の場合は大まかな費用が書いてあります。
だいぶ親切ですね😀
検査項目は以下の通りです。
◆初診時の検査
◆低温期の検査
- 子宮鏡検査(4,200円程度)
- 超音波卵管造影検査(自費15,000円程度)
◆血液検査(月経時)(自費5,000円程度)
◆血液検査(排卵後)(自費2,500円程度)
◆必須ではない検査
- 精液検査(男性)
この中で私が受けた検査と結果は以下の通り⬇️
- クラミジア抗原検査 ➡️ 異常なし
- 子宮鏡検査 ➡️ 異常なし
- TSH、FT4 ➡️ TSH 3.43 異常あり 甲状腺専門クリニックにて橋本病判明
- AMH ➡️ 4.94 (検査時36歳、年齢平均2.5より少し高め)
AMHについてははらメディカルクリニックの資料が分かりやすかったのでURLを置いておきます。
https://www.haramedical.or.jp/appointment/pdf/amh_detail.pdf
このAMH値ですと多嚢胞性卵巣症候群には当てはまりませんが、
AMHが高ければ良いというものでもないんですね…
このようにCクリニックは治療前の検査がわりと充実している印象を受けます。
不妊症に限らず、病気は早期発見が大事‼️
そのためには治療前にしっかり検査をする必要があると思っています✨✨
2回目の転院
Bクリニックに対して不信感だらけになった私は、タイミング法3周期でCクリニックに転院しました。
前に通っていたBクリニックには何も言わずに転院したので、紹介状などはありませんでした。
そこで、Cクリニックでの初診時にBクリニックでの検査結果を全て持参しました。
CクリニックではBクリニックで測定していなかったAMHとBクリニックで数値が高かったTSHのみを検査することになりました。
フーナーテストで精子がゼロだった件も相談したのですが、
Cクリニックでは重視してないようで再検査とはなりませんでした。
そしてここでも精液検査はせず…
ただ、ここではすぐに人工授精にステップアップしましたので、その際に精子の状態の検査はありました。
Cクリニックを選んだ理由はやっぱり通いやすいから。
Bクリニックと違って家と職場の間ではないんですが、
家から徒歩30分くらい、職場からも通勤経路と違う路線の電車に乗れば30分くらいの場所にあります。
次は医師が有名不妊治療クリニック出身だから。
エビデンスに基づいて確率の高い方法を提案するタイプの医師でした。
日本産科婦人科学会の着床前診断の臨床試験にも参加できるクリニックのことも、安心感につながりました。
私には結果として合わなくて転院しましたが、
いま振り返るとCクリニックの欠点は常勤医師が1人で日曜日は休診日なことくらいでしょうか。
あ、あとはクリニックで受けられる鍼灸プログラムが高額で少しお金儲けのニオイを感じてしまうこと…
まぁ、そんなこんなでCクリニックでは人工授精→体外受精/顕微鏡授精で1年半通いました。
不妊治療費 タイミング編
こんにちは、マメモです。
Bクリニックでのタイミング法にかかった費用合計は3周期で26,780円でした。
血液検査とフーナーテストを含めた金額です。
今、改めて領収書の確認をしていたのですが、イマイチ費用の内訳がわからないです…💦
保険診療と自由診療の治療は領収書を分けるものだと思っていたのですが、
こちらのBクリニックでは同じ領収書にまとめて記載されていました。
検査費用はだいたい以下の通りです。
血液検査(保険内):4,000円
血液検査(自費):8,000円
フーナーテスト:1,000円
受診の流れはだいたい以下の通りです。
①生理がきたらクリニックに電話して予約を取り、受診→セキソビット処方
診察:600円程度
セキソビット4錠:660円
②生理5日目からセキソビット服薬
③生理13日目から排卵するまで毎日通院
診察:500〜2500円程度
そんなこんなで3周期通って26,780円となりました。
不妊治療再開
転職・引越しなどを経て落ち着いてから34歳で不妊治療を再開しました。
このときのBクリニックです。
家からも職場からも近いことがこのクリニックを選んだ理由です。
ネットの口コミでは評判が悪かったので、口コミを信用していれば…と今になって思います😂
Bクリニックではタイミング法をしながら一通りの血液検査とフーナーテストを行いました。
思い返すとBクリニックには不満だらけです。
麻疹の抗体が無いと誤診された
「麻疹の抗体が無いけどまぁ大丈夫」と診断されました。
このことがずっと引っかかっていて、転院先のクリニックで再検査したところ、抗体あり。
誤診だったことが分かりました。
誤診にも腹が立ちますが、「抗体が無くても大丈夫」って発言にも腹が立ちます。
麻疹は風疹みたいに胎児に後遺症が残る病気ではありませんが、流産・早産の原因になると言われています。
大丈夫じゃなくない?
排卵前なのに排卵済と誤診
タイミング法は卵胞の発育を確認して排卵日を特定し、排卵日付近に性交渉する方法なんですが、
その排卵日を間違えるというあり得なさ。
生理開始10日目に受診した際に、いつもより小さい卵胞をみて
「排卵済みです。次の生理が来たらまた受診してください」
と言われました。
「早くない⁉️」ってビックリして念のため数日後に再受診すると少し大きくなった卵胞が見えました…
結局、いつもより数日遅く排卵しました。
フーナーテストで精子がゼロと診断→その後のアドバイスなし
まず、フーナーテストとは
排卵日付近の性交の翌日に、内診で子宮の頚管の粘液を採取し、顕微鏡で観察し、主に
1)子宮の頚管粘液の状態
2)精子の状態(どれくらいいるか?元気に動いているか?など)
を検査しています。
不妊症検査の一つで、“性交後試験”とも呼ばれています。
“フーナーテストで精子ゼロ“という衝撃的な結果を伝えられて呆然😱
これからどうしたらいいんだろうと思いますよね❓
でもBクリニックはアドバイスなし。
相変わらず「次の生理が来たらまた受診してください」で診察終了。
「テスト結果はばらつきが大きいので、気にしないで。念のため次周期にもう一度検査しましょう」
とか、
「人工受精にステップアップした方が良いですね」
とか
「精子の検査をした方が良いですね」
とか
何か言ってよ❗️って思いました。
心に残る妊娠報告 義姉編
私が不妊治療を中断し、転職活動をしていた頃。
夫の兄夫婦からオメデタ報告がありました。
義兄、義姉は私より5歳上で当時39歳なので、妊娠報告にはビックリしました。
もちろん、おめでたいという気持ちもありましたし、
39歳で自然妊娠と聞くと少し希望が持てる気もしました。
義実家にとって待望の初孫ですし、本当に良かったと思って安心もしました。
でも、正直それ以上にモヤモヤする気持ちも…
「不妊様」って言われそうなので、リアルでは絶対に言えませんが、
お祝いの気持ちばかりではなかったです。
まず、モヤモヤしたのが「一度流産して、それから子供は諦めてた」という発言。
当時は自分も流産経験がなかったので、「流産…辛かったですね😢」と思えたのですが、
不妊治療をして体外受精して流産も経験してそれでも不妊治療している今は
「子供を諦めた」ということに共感出来ません。
そして、もう一つのモヤモヤポイントが義兄夫婦は二人とも喫煙者で飲酒もよくしていたこと。
運動も特にしていません。
それなのにナゼ神は彼らに子供をお授けになったのでしょう…🥺
多分、義兄夫婦も子供が出来ないことで悩んでいたと思います。
でも、子供を授かるための通院や生活改善といった努力はしていません。
それなのに自然妊娠して流産して子供を諦めるって…
結局「諦められる程度にしか子供が欲しくなかった」ように思えて…
妊娠のためにジムに通って苦手な料理も自分なりに頑張って、
さらに不妊治療のために転職しようとしている自分が惨めになりました。
もともと、義兄夫婦はよく言えば欲がない人たちで、
基本的に強欲な私とは違います。
だからきっと心から「子は授かりもの」と思えて、
だからこそ授かることができたのでしょうか🤔
「信じる者は救われる」的な😇
ちょっと何言ってるか分からなくなってきましたが…😂
頭では義兄夫婦のオメデタはおめでたいと分かっていますし、
人それぞれの選択には理由があって尊重されるべきだと思っていますし、
努力が必ず報われるわけではないことも承知しています。
ただ、この妊娠報告で改めて世の中の理不尽さを痛感し、
今でも度々この日のことを思い出してしまうという話です。